JSA認定ワインエキスパート受験記録 (5)二次試験 Vol.2

二次試験の受験記録の第2回目です



決戦の日の朝は一次試験の日と同じくよく晴れていました

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二次試験は午前中に行われました

9:50から開場となり、10:20からオリエンテーション開始

試験は10:30から始まります


一次試験の時は会社を休んだのですが、今回は朝普通に会社に向かい、「私用で・・・」といって9時ごろに会社を出て会場に向かいました



今回もまた高輪の坂を上る
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試験番号をよく見て座席を確認

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トイレでは歯磨きをしている人がいてビックリ

それではミントの刺激が強すぎて余計に味が分からなくなってしまうのでは・・・?


座席の両隣はともに女性でした


試験前になると、たくさんの給仕係のようにみえる人たち(たぶんソムリエ?)が一斉にワインをテーブルに運んできます

この段階で目で見て色を確認できます


その中でひときわ目を引くワインが赤ワインの中にありました

色は淡く、グラスの向こうが透けて見えるのですが、やけに熟成感が漂っていてレンガっぽい色が出ています


テイスティングセミナーと同じように、心はやけに落ち着いていました

味覚の勝負になるものだから、あれこれ頭で思い悩んでもどうしようもない

セミナーと同じようにやろう、それでダメだったらまた来年に受験すればよいではないか

そういう事しか考えていませんでした





そして試験開始の合図





白ワインはまず色を眺める

そして外観のコメントを考える

そして香りをかぐ

品種に対するイメージを膨らまし、この品種が何であるかを考える

まだ口には含まず、手でグラスを覆い、そして回転させ、温度を上げる

その後、ゆっくりと口に含む

まだ良くわからない

あまり特徴がないワインだな、シャルドネかな

そんなことを考えました


比較のために2番目の白ワインの香りも取ってみる

これって重要だと思います

単体で飲んでみてわからなければ、他のワインとの比較においてそのギャップの中に品種の特徴を見出す


しかしこの2番目のワインも1番に負けず劣らず特徴がない

試験で同じ品種が2つ出るだろうか、2つともシャルドネ?


こうしている間に時間が経ち、もう一度1番目の白ワインに戻ってみる

そこで、わずかではあるけれど、決定的なある品種の香りを感じ取りました


 ぺトロール・・・


試験前に飲んだ、トリンバックのリースリング

トリンバックほどではないけれど、明らかにこのグラスからはぺトロールの香りがしました


この段階において1番目のワインはリースリングと判断、それに応じたコメントを選んでいきました

ただし問題は、某ワインスクールの二次対策セミナーではリースリングが出てこなかったこと

結局、自分なりのコメントで選ばざるを得なかったことが悔やまれます

そのコメントが合っているのか、客観的な検証を受けることができなかったのだから


そして2番目のワイン

これはその特徴のなさからシャルドネと判断し、コメントを選んでいきました

樽の香りをあまり感じないシャルドネだったように記憶しています


次に赤ワインに移っていきます


最初の赤ワイン

これもまた特徴を感じづらいワインでした

はっきり覚えていませんが、あまりタンニンが強くないこと、あきらかにピノ・ノワールではないこと

そうしたことを考慮し、メルロと判断


そして2つ目の赤ワイン

これは、グラスが運ばれた時から気になっていました

透き通った色合いながら、熟成感を感じる色が出ている

香りを取り、口に含むと、これは今までにあまり飲んだことのないワインだなと思いつつ、年数の経過したピノ・ノワールだろうとあたりを付けました

しかし、これだけ多くの受験生が受験する二次試験で、年数が経過したピノ・ノワールが果たして出るだろうか


 まじか? こんな熟成感のあるピノ・ノワールが試験に出るだろうか・・・


そんなことを考えつつも、これまでの自分の経験に照らすとピノ・ノワールという回答が一番しっくりくる

さすがにこんなに古さを感じるワインはあまり飲んだことがないけれど

そうして、この2番目の赤ワインはピノ・ノワールと判断



次に蒸留酒・リキュールに移ります



最初の飲み物は色が透明

香りをかぐとツンとしたアルコールの強さを感じます

選択肢の中からは、色が透明のものを選んでいく必要があります

しかしながら、僕は確固たる自信がありませんでした

消去法で、選択肢の中からホワイト・キュラソーを選択

それまで一度も飲んだことがないのに、、、


2番目

琥珀色の飲み物です

ブランデーやウイスキーしか考えられませんでした

選択肢の中で、パッと目に留まったのが、アルマニャック

先入観にとらわれた僕は、その液体を口に含むものの、答えは頭の中でずっと「アルマニャック」と叫んでいました

味わいは、先入観を裏付けるものとしてしか作用していませんでした

最もやってはいけないことですが、この時、目の前の飲み物に真正面から向き合っていませんでした

長かったワインエキスパート試験の一番最後、これが終われば試験が終わる、そういった解放感による油断もあったと思います

選択肢にあった「カルヴァドス」は、目の端で確実に捕えつつも、この飲み物はアルマニャック以外にないと思っていました



僕が選んだ答えは以下の通り


 1番 リースリング-ドイツ-2010
 2番 シャルドネ-フランス-2010
 3番 メルロ-フランス-2010
 4番 ピノノワール-フランス-2006
 5番 ホワイト・キュラソー
 6番 アルマニャック


ヴィンテージを当てるのは不可能であると考え、試験から2年前のヴィンテージを選択すると初めから決めていました

ただし、赤の2品種目だけはその熟成感から選択肢の中で一番古い2006年を選択



セミナーでの訓練もあって、時間は余るくらいでした



左隣の女性は口に含んだワインを音を立てて空気と撹拌している





試験終了後

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会場を後にする受験生

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知り合い同士で受験した人たちはいろいろと互いの選択した解答について情報交換をしていました


僕としては自分の力を出し切ったと思っていて、不思議と充実感に浸っていました

とかくテイスティングは品種を当てること自体が目的になってしまいがちだし、それが確かに一番興味深いところではあります

だけど認定試験は品種当てクイズではないし、たとえ品種が間違っていても外観、香り、味わいの各コメントが大きく間違っていなければ合格できるはず

そういう思いがある中で、大きく外してはいない、そういう満足感がありました




後日、JSAのHPで答えを確認


 1番 リースリング- オーストラリア-2010 (〇×〇)
 2番 シャルドネ-フランス-2011 (〇〇×)
 3番 ガメイ-フランス-2009 (×〇×)
 4番 ネッビオーロ-イタリア-2007 (×××)
 5番 コアントロー(後からホワイトキュラソーも正解に) (〇)
 6番 カルヴァドス (×)


結局、1~6番のうち品種を当てたのはその半分の3つだけ・・・

産地とヴィンテージまで含めると6/14の正答率です

あまり成績は良くなかったようで、これは完全に「落ちた」と思いました


しかし、それでも合格できたのは、配点においてテイスティングコメントの重要性がそれなりにあるからではないかと思います





2012年の二次試験を振り返ってみて、教訓があるとするならば、

 ・ 状況が許すなら、ワインスクールが開催する対策セミナーに通って損はない
 ・ テイスティングコメントをしっかりと答える
 ・ ワインのブドウ品種は半分は当てたい
 ・ リキュール・蒸留酒も半分は当てたい

ということでしょうか

独学では、自分が感じる外観の印象や香り、味わいの基準などが試験的な正解に近いところに入っているのかどうかの判断が難しいと思います

試験対策としてそれなりに機能を果たしてきたワインスクールのセミナーに通うことで、試験的な正解に多少なりとも近づくことができるだろうと思っています

的に向かって矢を放つ。初めのうちは的に届かず手前で落ちてしまったり、距離は届いても大きく的から外れてしまったりするかもしれない。だけど、何度も練習することで何とか的に当たるようになってくる。そのうち真ん中近くにも矢が刺さるようになってくる

そんなイメージでしょうか


それから、とかくテイスティングというと品種や産地あてに熱中してしまいがちですが、外観・香り・味わいのコメントはしっかりと選べるように訓練しておいたほうがよさそうです

おそらく、配点はそれほど小さくないと思われます





しかし平日の試験開催というのは何とかならないですかね

会社に戻ってから酒で顔が赤くなっていないか心配でした・・・ 





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by arusanchi | 2013-03-28 06:00 | ワインエキスパート  

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