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JSA認定ワインエキスパート受験記録 (3)勉強法について

ワインエキスパートの勉強法について

思うところを書いてみたいと思います



勉強法に関しては、他の方が書かれたブログなどを探して参考にさせてもらいました

先人の成功例を参考にさせてもらうことは、あれこれ思い悩んだりする時間の節約にもなるように思います


いろいろあたってみると、人によってそれぞれ勉強法は異なるし、お勧めの方法も様々

これは良さそうだな、と思ったことは実際に取り入れてみたりしました

逆に「これは違うかな」と思ってスルーしてみたり

それでも一度「良さそうだな」と思って始めてみても、どうもしっくりこなくて途中で止めたりしたこともあります

とにかく、随分と試行錯誤がありました


でも結局、最終的に「自分の勉強方法はこんな感じかな」と思ったのは、試験前の2ヶ月ほど前

つまり6月頃だったように思います

ギリギリですね・・・


早く勉強法を確立することは、安心感にもつながるように思います

その方法を信じて続けていけば、きっと受かる

そういう風に感じられるような気がします

でも、やり方に迷いがあるうちは、いつだって「この方法でよいのだろうか?」と思ってしまう


その点で、このブログに書いていることが何らかの参考になればいいなと・・・



ワインエキスパートの試験対策は、とにかく覚えること

繰り返し繰り返し、覚えては忘れ、忘れては覚える

とにかく詰め込む以外にありません

数学のように考える問題ではありません

知っていれば正しい回答を選べるし、知らなければ鉛筆を転がして回答を選ぶしかない


ということで、いかに覚えるか、記憶するか、ということが大事

だから、どうしたら記憶できるか、自分にとって覚えやすい方法は何か

それに意識を集中することが必要だと思いました



僕が最終的にたどり着いた方法

いろんな試行錯誤の結果、僕が取り入れた方法は以下のようなものでした


 1.テキストを読む

 2.問題を解く

 3.問題で間違えたところを紙にメモする

 4.メモが溜まったところで、エクセルに落とし込む

 5.覚えにくい格付け/シノニム/熟成年数等数字周りの情報も、エクセルに落とし込む

 6.エクセルをアウトプットして持ち歩き、時間を見つけて覚える 

 7.並行して教本などを読み込む 


シンプルなものです


僕が作ったエクセルのメモ
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全般的には教本やテキストで試験範囲の情報をカバーしていき、欠落した記憶はエクセルを見て再度記憶させていく


この方法の良いところは、

 ・ 間違えたところや覚えにくいところを中心にまとめているので、効率がよい
 ・ 電子ファイルなので後からいくらでも情報を書き込める、体裁も直せる
 ・ 印刷すればいくらでも複製可能

特に3番目の「再現可能性」が最大のポイント

例えば湯船に浸かりながらブツブツ言いながら勉強して紙がビロビロになっても、また新しくアウトプットすればよいです

この方法の優れた点を、他の勉強法と比較しながら述べてみたいと思います




重要事項をノートにまとめていく作業との比較


そもそも僕はノートを書くのが苦手で、うまく整理ができないです

それに字もあまりきれいに書けないので、、、あとで見なおした時にがっかりすることも

その点、エクセルに落とせば文字はきれいなものです

ノートを作ることの問題点は、

 ・ きれいなノートを作ることに時間をかけ、満足してしまい、覚えるということが疎かにがち
 ・ 紙に書いていくので、あとから新たな情報を書き込みにくい
 ・ 汚してしまったり、万が一無くしたりしたら、泣くに泣けない


重要事項を網羅しようと思って概論あたりからノートを作っても、結局はテキストのコピーになってしまうだけの様な気がします

だったら、持ち運びしやすいテキストを選んでバイブルにした方が時間の節約になると思います


それから、テキストにラインマーカーでしるしをつけるというのもあまり好きではありません

全部大事だから、マークするところが逆にないと思うからです 

テキストと教本は、いまも真っ白です・・・ 



単語カードとの比較


この「単語カード」を使用した勉強法は、割と多くの人が採用しているようです

僕も勉強を始めた最初の頃に作ってみました

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でも、思い出すと受験生の頃にも使っていなかった単語カードは結局は体質に合いませんでした

途中で止めてしまった勉強法の一つです

問題点は、

 ・ 情報が断片的になりがちで、流れや体系で覚えにくい
 ・ このカードの次はこの問題がくる、というようにカードの順番で覚えてしまいがち
 ・ 試験範囲をカバーするだけの単語カードを作ると、量が膨大になってしまう
 ・ よって整理しにくく、検索しにくい
 ・ そもそも、単語だけで覚えるべきものでないものに対応しにくい
 ・ かさばって持ち運びしにくい

単語カードというものが持っている「表裏の小さなカードの束」という形状による制約が多いのです

また、風呂場には持ち込みにくいですし、再現性という点でも劣後します



書いて覚える事との比較


書いて覚える、という人がいます

確かに、書くと記憶しやすいというのはある程度事実だと思います

例えば、新しい言葉を覚える時などには


ワインエキスパートの勉強を初めて見る単語はたくさん出てきます

サヴォワ地方の「Altesse(アルテス)」というぶどう品種なんて初めて聞きました

このAltesseという言葉を頭の中に記憶させるような場合には、紙にAltesseAltesseAltesse書くことは有効だと思います

例えば英単語を覚えることと似ています

英単語は書くと記憶に残りやすいと思います


但し、頭の中で2つ以上の単語を結びつけて記憶するということには向いていないのではないかと思いました

AltesseはサヴォワのAOC「Seyssel(セイセル)」のぶどう品種です

「”Seyssel”では”Altesse”を使った”白ワイン”が作られる」と記憶するには、僕自身は書くことはあまり有効ではないと思いました

うまく説明できないのですが、実体験として何となく記憶に残らないのです

「セイセル、アルテス」と何度も目にして、ブツブツ言ってリズムで覚える

いずれにしても、書いて覚えた気になってしまって、覚えていないと意味がありません




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勝手なことをつらつらと書き連ねてしまいましたが、とにかく重要な事は記憶することです

そのためには反復して数を積み上げるしかないと思います

一度きれいにノートにまとめたから覚えられる訳ではないし、膨大な単語カードを作って満足感を得ている場合でもない

何度も往復して、覚えて忘れる、忘れて覚える

それを繰り返すうちに頭に定着してくるものだと思います



経済評論家の山崎元氏が

 「仕事の習得においては、量の積み重ねなくして質の向上はない」

というような趣旨の名言を述べていました

全くその通りだと思うし、ワインエキスパートの勉強においても同じことだと思います 





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by arusanchi | 2012-12-16 06:00 | ワインエキスパート  

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