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煮込みや なりた @代々木

前回の訪問時に予約を入れておくことができたので、今回は超難関の電話予約なしで来店できました


通常は、予約を入れたい日の1週間前の午前0時時を過ぎたところから予約受付開始、というルールがあるようです

しかし、これだとなかなか電話はつながらず、ようやくつながったと思ったら既に予約が一杯、という状況が何度もありました


このような事情もあって、訪問した日の会計後に次回の予約をしてしまう

そういう風に決めました



煮込みや なりた
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-19
03-3355-2538
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一番奥の席に案内されました

壁向きに2人で並んで座るこじんまりとした席ですが、これが意外と落ち着く・・・



今回のメニューです

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エスカルゴ、砂肝のサラダ、フォアグラのパイ包みは定番の絶品料理

いつ食べてもおいしいのですが、敢えてこれは外し、それ以外のメニューにすることにしました



白ワインのグラスでスタート

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ロワールの自然派のソービニヨン・ブランだそうです

インポーターはコスモ・ジュン

このインポーターはクリスチャン・ビネールも手掛けているようです

自然派に力を入れているのですね

ノン・フィルターなのか、若干濁りの残ったワインでした
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アルコール度は13.5度

酸味が心地よく、わずかに感じる苦味が味わいを引き締める感じ


パンをあてにして白ワインをすすりつつ過ごしているところに、まず最初に運ばれてきたのがこちら


米ナスのミルフィーユ
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思わず「おおっ!」と声を出してしまいました・・・

マッシュポテトの白、何を使用したか忘れてしまったけどグリーンのソース、トマトの赤

色がきれいではありませんか

カニの身も入ってます

ミルフィーユというだけあって、薄くカットされた幅の広い米ナスが層状に盛られています

ナス自体は味の主張がそれ程ないけれど、トマトの酸味、マッシュポテトのトロリとした感触、グリーンのソースのあっさり感を一緒に味わうと深みを感じます

何の過不足もない、絶妙の味付け

鬼才なりたさんの料理はこれだからいつ来ても楽しく、感動してしまいます



次に運ばれてきたのが長崎産アジのマリネ
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この美しさとボリューム・・・

何とこれで500円です。本当にどうかしています

左に見えるのは生のイチジク

なりたのサラダの特徴は、果物の使い方ではないかと思います(以前注文した砂肝のサラダにはメロンが入っていました)

このアクセントの入れ方がシャレてます

この皿からイチジクを取り除いてしまったら、、、見た目は普通のマリネになってします

ここが一味違うところかと

酢のほど良い酸味に果物の甘さが合うんです

そしてマリネ液のオイル、酢、塩、コショウのバランスにはいつも感心してしまいます



米ナスのミルフィーユ、長崎産アジのマリネ、いずれも他の店では味わえそうにないところに、この店の価値が現れているような気がします


グラスワインに続け、赤ワインをボトルで注文することにしました

前回来た時の飲んだピノ・ファンがおいしかったので、今回は産地ではなくピノ・ノワールで3本選んでもらった中から選択しました

BOURGOGNE PINOT NOIR JEAN-MICHEL GUILLON & Fils 2001
(ブルゴーニュ ピノ・ノワール ジャン・ミシェル・ギュイヨン)
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10年程経過したせいか、薄いレンガ色になっていました
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湿った土、オイル、キノコなどの香りに、熟成による枯れたニュアンスやタンニンも感じられます

カブちゃんは「焼き鳥の皮の焼き立ての香ばしい匂い」という独特な表現をしていましたが、、、オイリーな感じと枯れた香ばしさという点では、ある意味、言い当てているというような気もします

アルコール度数は12.5度でした


そして本日のメインディッシュ

ラムのハンバーグ
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「何これ?」と思わず口をついてしまう大きさ

ジャガイモの上に巨大なハンバーグが鎮座しています

これはUFOか戦車?

それに、何やらハンバーグの上で燃えているものがあります(煙、見えますか?)

フロア係のケンタさんに聞くと、これは”タイム”なんだそうで、乾燥したタイムに火をつけ、お香のように香りづけしているんですね

どこからこんな発想が出てくるんだろう

粗挽きの肉は柔らかいけれど、肉の挽き方のせいか、ごつごつとした歯ごたえも残していて、とてもおいしい

ラム特有の臭みもあるのだけれど、全く嫌な感じがしません

男らしいハンバーグという感じで、かなりワイルド(だぜぇ~)

写真でも分かるようにかなりの厚さだけれど、お皿に広がるソースをからめて食べると、肉の味がさらに引き立ち、旨みが増します






今回もおいしい料理とその見た目の美しさに驚きっぱなしでした

この店がある限り、また通える範囲に住んでいる限り、何度もリピートしたいと思います

もちろん、次回の予約も抜かりなく行いました、、、




精算時、ケンタさんに2月のパリ旅行について聞いてみました

どうやらパリだけでなく、なりたさんの勧めがあってスペインのバスク地方、サン・セバスチャンにも出かけたのだそうです

バールがたくさんあり、はしごするのが楽しく、ワインも1杯180円前後の価格で飲めるそうです

景色もきれいで人も優しく、友達もできたということで、とても充実した研修?旅行だったということ



聞くだけで楽しそうな街でした

僕たちも今年の旅行先をそろそろ決めなければいけないので、サン・セバスチャンも候補地として検討したいと思っています

次回なりたに来る時は、どこかに旅行へ出かけた後になるかもしれません





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by arusanchi | 2012-05-20 18:00 | ワインバー  

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